【Internet Explorer 6を対応ブラウザに含めるか否か?】
私たちWebを生業にする人間にとって、新しいWebサイト・サービスを開発する際に、頭を抱える問題でしょう。
そんな中、マイクロソフト自らが
「IE6からの乗り換え促進をカウントダウンを表したサイト」を
公開しています。
■IThe Internet Explorer 6 Countdown
The Internet Explorer 6 Countdown
サイトの左側には
「it’s time to say goodbye.」
(今こそ別れを告げる時だ!)
お約束なキャッチがboldのみで比較的地味に書かれています。
現在の日本におけるIE6のシェアは10.3%とありますが、日頃目にするアクセスログもおおよそこの辺りの数値が多いです。
実際のところ、企業側から見たIE6への対応の可否はアクセスログから見たIE6ユーザー数や担当者の好み(!?)から判断していくことが多いでしょう。
私見を言えば、現段階における「10.3%」は、単純計算で約10人に1人というわけで、これだけの数字はバッサリと対応を切り捨てられる数字ではなく、基本的には対応すべき数字です。
では、何をどこまで対応させるかは、サイトの特性によるところで、ターゲットとサイトの目的に応じて相談していきます。
ビジュアル(見た目)や導線に必須ではないインタラクティブなJavaScriptでしたら、Hackであっさり対応できる事も少なくないのですが、IE6に対応していない部分がサイトのコアである場合は、まだまだ判断に悩むトコロです。
一昔前なら、ブラウザ間の格差を吸収するクッションとしてもFlashが働いていたのですが、iPhone、iPadから波及したFlash非対応の衝撃は、既にウェブリテラシーの高い担当者には伝播しており、徐々にブラウザ間の格差を吸収しきれる技術ではなくなってきていますしね。
企業によっては、まだまだ社内標準で使われていたりするIE6ですが、いずれは、そう遠くない昔にIE5やNetScape4.7を少数派とみなし、コストと天秤にかけて対応を外していったように、IE6にもそういった時代がやってくるのでしょう。
Webに携わる1人として、願わくばその時が少しでも早く来る事を願います。
しかし、未来のブラウザでもこの歴史は繰り返されるのだろうなぁ。。。
情報元:DesignDevelop
世界のIE6使用比率を現した世界地図「The Internet Explorer 6 Countdown」